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2017.05.24更新
私たちだからこそ作れる家って?~住マイスター第5回
毎月第四水曜日に開催している住マイスター。
第5回目となる今回のテーマは「私たちだからこそ作れる家」。
他人からみた自分の強みを知る。
自分たちに何ができるのか?を出すにはまず自分にできることを知ることから。
そこで、まずはリーダーの中川さんの提案による他人から見た自分を知るための「他己紹介」。
自分の仕事をもう一人の人に紹介して、その方に自分の紹介をしてもらうという取り組み。
後から紹介しなければならないから聞く方も真剣です。
やってみると「言葉は人によって伝わり方が違うんだ」「話しているうちに実はこれが自分の強みだと認識した」など気付きがあったようです。
一番大事なのは「人や暮らしに寄り添うこと」
そのあとは、皆さんからの「自分ができること」の意見出し。
女性、そして主婦ならではの様々な意見が出ました。
- 住む人に寄り添う住まいづくり~予算や制約でできないと思い込んでいる人に
- おしゃれなだけではなく、暮らしやすさに基づいた機能も考慮したインテリアを提案できる
- 自分たちが選ぶ暮らしを提案
- ライフスタイルの変化を実際の経験に基づいてお話しながら、家族の生活にまで踏み込んで家づくりに採り入れることができる
- 家の中に自然(素材や空気、グリーンなど)や心地よさを採り入れる
- 賃貸でもできるリフォーム提案~賃貸住宅を価値あるものに
特に皆さんの中で一致していたのが「寄り添う」というところ。
「本来住宅設計はこうあるべきだよね」という熱い思いを語っていました!
家づくりは、お客様によって重要視したいポイントも予算もさまざま。
予算にあう技術の提案も建築士の腕次第。
メディア関係者の方も来てくださって意見交換
後半は某メディア関係者の方も来てくださって、現在の住宅業界事情についての要望などさまざまな意見を交わしました。
- 大手メーカーによる「住宅はこういうものだ」という杓子定規、本当にこれでいいのか・・・?
- 「与えられた中でしか選択しない」人が増えていて、自分らしい質の高い暮らしが実現しにくくなってきている→与えられた状況でいかに自分らしく暮らすかが今後重要になってくるのかも?
- AIが台頭していくなか、どうすれば人間らしい生活が実現できるのか。
- ライフスタイルの変化に合わせて手を加えていける家がこれから必要とされていくのでは?
- 今の日本人にはゆとりがない人が多いのかも・・・?
- くらしが楽しいということを若者世代に実感してもらわないと、住宅業界がどんどん厳しくなるかも・・?
- 情報格差を埋める、消費者向けの教育も大事なのかも・・・?
聞く側の表情も真剣。
こういうリアルな意見を届けることができる、というところも住マイスターの良さなのかもしれません。
次回のテーマは「整理収納」
次回6月28日(水)はライフオーガナイザー中村佳子さんがファシリテーターとなって、「整理収納」をテーマにお話をしていく予定です!ぜひご参加くださいね。