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2018.09.21

キャリアアップに不可欠「時間管理」

キャリアアップに不可欠「時間管理」

こんにちは!キャリアコンサルタント幟建由佳(のぼりたて ゆか)です。

9月に入って一雨ごとに涼しくなりますね。
今年は異常な暑さのせいか8月にはこれまでに見たことがない空の色をたくさん見ました。
綺麗なピンク、紫一色、濃いオレンジなど。夕方に空の写真を撮っていらっしゃる方をたくさん見かけました。私もその1人。
夕方は忙しく時間を過ごしてしまいがちですが、時にはゆっくり空を見上げるのも良いものですね。

「時間管理」と「キャリアアップ」

さて、今回は「時間管理とキャリアアップ」についてお話をしたいと思います。
みなさん、時間管理は得意ですか?それともあまり得意ではないですか?
このコラムを読んで頂いているのは、主婦(もしくは家事業務を担っている方)で仕事をされている
もしくは仕事をしたいと思っている方が多いのかなと思います。

女性は、主婦業だけでなく他にも様々な役割を担っています。
24時間では足りない!!ですよね。
そんな中「仕事を始める」「仕事の量を増やす」「キャリアアップをする」のは、
なかなか難しいですね。でも、そうとは言っていられない!
そこで必要になってくるのが「時間管理力(タイムマネジメント)」です。

時間管理が自己実現の近道

仕事を始めることで自分の業務量は増えます
キャリアアップすることで仕事の質・難易度があがり、考える時間や計画する時間が増えます。
少し厳しい表現になりますが、時間の見直しができなければ、それらを実現することは難しくなります。
逆に言うと、できるようになれば一気に飛躍できるということになります。

と、このように、良質な時間管理をすることで、業務の効率化と時間あたりの生産性をあげることができる、
キャリアアップするために必要不可欠なことという話は、良く耳にされることでしょう。
言っていることは分かるけど、そうとは言ってもなかなか難しいというのが現実です。

具体的な時間管理の仕方を考える前にしておくべきことその1
「自分自身のミッションを決める」「目標を決める」

時間の使い方を変えるということは、習慣を変えるということでもあります。
それほどパワーがいることです。
だからこそ重要になってくるのが
「自分のミッション」「ゴール」を決めるということ。
何のためにやっているのか?時間管理をすることで、どこにたどり着けるのか?
自分を引っ張る“熱意”を持つことができます。

・どんなことを生きがいにしたいのか/
・どんな人間になりたいのか
・どんな人生を歩みたいのか
・どうなりたいのか?
を明確にしましょう。

具体的な時間管理の仕方を考える前にしておくべきことその2

「自分の役割を整理し、働くことに使える時間を決める」

24時間の中で、それぞれの役割とそれにかける時間を決める。
女性は役割が多い、24時間にいくつもの主役級の役割を果たさなければなりません。
時間帯に応じてどの役割に重点を置くのか?を決めておくと、メリハリがつきやすくなります。
例えば6時~8時、18時~21時は「母業80%主婦業20%」
9時~11時は「働く人80%、主婦業20%」
11時~15時は「働く人100%」
16時~18時は「主婦業100%」
というように大まかで良いので整理し、「働ける時間はいつか?」を算出し、見える化しましょう。

ここまで時間管理の仕方を考える前にしておくべきことをお伝えしました。
次に具体的にどうやって時間をマネジメントしていけば良いのか?
についてお話したいと思います。

具体的な時間管理の仕方 2つのこと

大前提として大事なことが、
スケジュールには必ず「余分の時間」を作ること。
これを意識しましょう。
これがないと、プラスαの仕事・緊急事項に対応できず、パツパツになり
抜け漏れが発生したり、それを修正する手間が増えます。

では、どのように時間を決めていけば良いのか?
今回は2つ紹介します。
①睡眠時間を決める
②正しい優先順位をつける

もう少し詳しくみていきましょう
①睡眠時間を決める

体が資本です。睡眠不足は、昼間の作業効率にも影響します。
また、睡眠時間を削れば時間はどんどん捻出できてしまいます。
一時間、寝る時間を遅くすれば間に合うか・・・という気持ちにもなってしまいます。
そうなると既に「正しい時間管理」から脱線してしまいます。
健康の為にも正しい時間管理を進めていく為にも確保して欲しい点です。

②正しい優先順位をつける
~やるべきことを4つの順位に分ける~

1、「重要かつ緊急」
ex)危機・災害・クレーム対応・自分が主体で行う会議・打ち合わせやセミナー・締め切り間近な仕事

2、「緊急だけど重要ではないこと」
ex)突然の来客・やりとりの回数が多いメール・テーマがはっきりしない会議や打ち合わせ・
かかってくる電話・宅急便受取り

3、「緊急ではないけど重要なこと」
ex)人とのコミュニケーション・考える時間・予防行為・計画立案・リフレッシュタイム・
自分磨き・新たな交流

4、「緊急でも重要でもないこと」
ex)だらだらとした電話や会話・ネットサーフィン・無駄話・長時間の休憩・
息抜きから始まった長時間のチャットメール

時間管理の研修などで必ず出てくるカテゴリー分けなので、「知っている!!」という方も多いでしょう。

忙しさの原因は何か?

ズバリ!!2「「緊急だけど重要ではないこと」です。
自分以外の人から依頼されることが多い部分ですね。つまり外からやってくる仕事。
そして、突然やってくるというのが特徴です。
ここが仕事の効率を下げ、時間管理を狂わせる最大の要因です。

では、どうしたら防げるのか?それは「NO」ということです。
「緊急だけど重要ではないこと」が膨れ上がる人の特徴として
「あれもしてあげないと」
「頼まれたからこれもしてあげないと」
「断るのは申し訳ない」と考えがちです。
また、引き際を決めるのが苦手ということもあります。
相手が楽しそうに雑談しているのに、「では、この辺で…」と切り上げるのは申し訳ない、そう考えてしまう。
あなたの状態は分からず、人は依頼をしてきたり話しかけてくることがほとんどです。
なので、自分から「NO」が言える・切り上げられる勇気を持ちましょう。
断り方については、自分が言われたとして不快に思わない言い方で伝える必要がありますね。
「断ったら悪いな」「評価が下がるんじゃないか」と心配になる場合は、
“受けたことで中途半端にならないか”“相手が期待している質で返すことができるかな?”と考えてみてください。
キャパ以上のことをやって間違いが起こることの方が、かえってマイナスです。
・「今すぐは出来ないけど、これの後できる」と伝える
・他の人に依頼するということですね。

他にも本題からずれてだらだら続く打ち合わせ。これも曲者です。
「では、この辺で失礼します」と自分から切り上げたいですね。

“緊急仕事”を増やさない工夫を!

例えば、来月、自分が主催のセミナーがある。重要だけど緊急ではない。
これを直前にやると「緊急かつ重要」な仕事が増えてしまいます。
余裕をもって取り組み始めると「緊急ではないけど重要な仕事」に当てはめることができます。
このように、予め余裕を持って準備をしておき、日々の中で“緊急の仕事”を増やさないようにすることが大切です。
「緊急ではないけど重要なこと」に最も時間を費やせるようになれば、次にどんなことを仕掛けていこうかと考えたり、
健全に過ごす為の息抜き時間を確保できたりします。
その行為が、自分が掲げた目標やミッション達成に近づけます。

くり返しになりますが、
時間の使い方は、習慣になっていることがほとんどです。習慣を変えることは、とてもパワーが要ります。
だからこそ「自分のミッション」「目標」を明確にすることから始めてみてはいかがでしょうか?

 

 

この記事を書いたエリアマイスター

幟建由佳

幟建由佳

キャリアコンサルタント

大学卒業後、人材派遣会社にて営業職を経て情報サービス会社にて代理店渉外担当業務を経験。 出産後は働き方を変え、子育て、家事の両立を図りながら企業、大学キャリアセンターにてキャリアコンサルタントとして従事。 学生から60代と幅広い年齢層を対象とした対面によるキャリアコンサルティングならびにキャリア支援セミナーを行う。 また、研修会社にて親子/子供向け「サイエンス&ロジカル講座」の講座企画運営業務にも携わる。
国家資格キャリアコンサルタント、2級キャリアコンサルタント技能士、産業カウンセラー資格保持。
人生はより良くなるそして可能性は広がるをモットーに、あなたの自信のある一歩に向けてお手伝いします。

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