利用者の声
在宅ワークと聞くと、デザイナーやプログラマーといった特別なスキルをもった専門職をイメージされることが多いのではないでしょうか。「事務の経験しかないから在宅ワークは無理」「特別な資格も持っていないし」と言った声も多く寄せられます。
しかし、最近では事務職での在宅ワーカーも増えてきていることをご存知でしょうか?
今回はエリアマイスターの登録者でもあり、経理事務の経験を活かしてをバックオフィス業務をメインでお仕事をされている「事務職在宅ワーカー」の方に、どのようなお仕事をされているのか、在宅ワークで工夫されていることなどについてインタビューしてきました!
【業務内容】
経理業務や会計業務など主にバックオフィス業務を中心に、
最近ではバックオフィスの業務設計などをフリーランンスで請け負う。
大好きな経理のお仕事で在宅ワーカーに!ノンストレスで毎日楽しく働いています。
経理事務 在宅ワーカー ZECCA Office代表 皆見 佳子
ZECCA Office代表 皆見佳子(みなみよしこ)
携帯電話キャリアショップに勤務するも、土日休みのオフィスワークに転職したいと思い、就職した企業にて経理を務める。
そこで経理が大好きになり「自社の経理だけでなく、もっと他の企業の数字も見てみたい」と考えるようになり、会計事務所へ転職。
会社員時代に副業として『在宅ワーク』をはじめたのちに、会社を退職しフリーランンスへ転身。現在は約7社の企業からバックオフィス業務を委託されて、事務職在宅ワーカーとして活躍している。
現在どのようなお仕事を在宅ワークで行っていますか?
様々な企業の経理関係や会計関係のバックオフィス業務をリモートで行っています。直接会って打ち合わせすることもあれば、完全リモートでオンラインミーティングなどで打ち合わせをしたりもします。
バックオフィス業務は基本的に毎月発生する業務なので、継続案件がほとんどです。たまに単発で確定申告のお仕事を受けたりも。最近では新しい仕事にチャレンジしたいと思い、バックオフィスの業務設計のお仕事をはじめました!
一日のスケジュールを教えてください
午前中に打ち合わせなどに出たりします。お昼頃にコワーキングスペースへ行って、午後からは経理代行のお仕事やプレゼン資料の制作などをし、日によってはオンラインミーティングなどが入ったりもします。
そのあとは、仕事終わりに友達と飲みに行ったり。その日の業務量に合わせて、仕事を早めに切り上げたり夜までやったりと日によって異なります。
特に経理のお仕事は月初と月末が忙しく、月半ばは割とゆったりとお仕事していますね。
フリーランスになったキッカケはなんですか?
会社員が嫌だったんです。毎日同じ場所に居て、同じ環境で働くことに向いていなかったんです。わたし飽き性なんですよね。なのでルーティンワークが苦手です。大好きな経理のお仕事でも、仕訳作業とかは苦手。
常に変化して新しいことにチャレンジできる、今の働き方がわたしには合っていました。もう会社員には戻れないです(笑)
在宅ワーカーになって良かったことはなんですか?
特に一番はストレスが無くなったことです!働く場所や人間関係をあまり気にしなくて良いのでストレスがゼロになりました。
全て自分で決める事が出来るので、責任も大きいですが自由なことも多いです。体調不良や平日のプライベートな用事でも、自分でスケジュール管理できるのが在宅ワークのメリットですね。
最近子猫を家族に迎えたのですが、夜中の2時に起きてミルクをあげたり、ミルクをあげながらオンラインミーティングをしたりと在宅ワークで良かったと感じました。わたしが会社員だったら、迎え入れることは出来なかったと思います。
在宅ワークは私にとってメリットしかなかったですね!
仕事とプライベートはどのようにして分けていますか?
最初は何時から何時までと決めて仕事をしていたのですが、なかなか難しくて最近はあまり気にしないようにしています。早く切り上げる日もあれば、忙しくて夜まで仕事をする日もあります。取引先の企業は基本的に土日祝は休みなので、合わせて休むようにしていますが、急な案件やひとりでも出来る仕事があれば土日にちょこちょこすることも。
コワーキングスペースを利用することが多いのですが利用時間が18時までなので、そこに合わせて18時までに終わらせれるように意識しています。
どのようにして仕事を見つけていますか?
紹介がほとんどなので、自分で営業したことはないです。あと「わたし今フリーランスでこんなことをしています!」って色んな人にアピールしました。どんなことが出来るのかを知ってもうことで、お仕事を紹介してもらえることが多いですね。
会社員時代にエリアマイスターのイベントに参加したことがあり、その時にエリアマイスターに登録をしました。フリーランスになってすぐの頃、芦屋で開催されているエリアマイスター相談会に参加したことをキッカケに「在宅わーくわく」にて「事務職フリーランス格闘記」のコラムを書かせていただくようになりました。
その他にもSNSからお仕事に繋がったパターンも2件あります!
コミュニケーションで気を付けていることがあれば教えてください
コミュニケーションツールは基本的に相手に合わせるようにしています。chatworkにMessengerなど様々、最近だとLINEも多いですね。
事前に日程の決まったオンラインミーティングをすることはありますが、基本的に電話連絡はしません。
文章だと顔が見えない分、どうしても相手側にきつい印象を与えてしまうこともあるので、言葉選びだったり色々と気を付けるよう心がけています。できるだけ丁寧に親切に、やわらかい言い方を選ぶようにしています。時にはゆるい感じの顔文字を使ったりも(笑)
在宅ワーカーを継続する秘訣を教えてください
無理をしないこと!
在宅ワークはお仕事に上限がないからこそ、いくらでも出来ちゃうので。頑張りすぎても疲れちゃうので、自分の中での上限を必ず決めておくことが大切だと思います。
いざという時のために余力を残しておくことが、在宅ワークを継続する秘訣です。
在宅ワーカーにインタビューをしてみて
今までの在宅ワークのイメージは、デザイナーやプログラマーなどのといった、クリエイティブな経験がなければ難しいといったイメージがありました。しかし、時代の変化と共にクラウド上でお仕事が管理できるようになってきたことによって、事務や経理といった、今までオフィスで行っていた業務を在宅ワークでも出来るようになってきました。
まだまだ珍しい「事務職の在宅ワーカー」ですが、企業に属さない働き方が注目されてきている今だからこそ、これから「事務は在宅ワーカーに委託する」といった企業がどんどん増えていくと考えられます。
エリアマイスターでは毎月第二木曜日に、エリアマイスター登録相談会を開催しています。「在宅ワークに挑戦してみたいけど何からはじめたらいいかわからない」「自分に出来る在宅ワークがあるのか相談してみたい」そんな方は是非一度、登録相談会にお越しください!