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2017.06.29更新
大切なのは適切な収納量を知ることと家族の行動を把握すること~住マイスター第6回(6月28日開催)
毎月第四水曜日開催の、住まい関連の仕事に就く方の勉強会「住マイスター」
今回のテーマは、片付けのプロが物申す!こんな収納スペース使えない!~最強の住マイスター収納計画~
ライフオーガナイザーの中村佳子さんがファシリテーターとなって、本当に必要な収納や収納を考えるときに気をつけるべきポイントなどについてお話をしました!
まずは適正な収納量を知ることが大事。
「一番最初にお願いするのは、収納の中身を全部出してもらうことなんです」と語る中村さん。
これに対して「面倒臭い・・・」「全部出すのはちょっと・・」と躊躇う方も多いそうなんですが。
全部出すことで、全体量を一目で把握でき「こんなにたくさん持っている」ということを視覚的に自覚することができるとのこと。
そこに出したものは必ず捨てなければならないということではなく、場合によっては収納スペースを増やすということもあるんだそうです。
「自分にとって適正な収納量を知ることは、収納を考える上での第一歩なんです」
アイディアで悩みは解決できる!!
そのあとは使いにくい折扉クローゼットや奥行きが深すぎるクローゼットの活用のほか、布団収納の便利グッズの紹介なども。
様々な事例を経験しているからこそ中村さんのお話には、「こんなときどうする」を解決するアイディアがいっぱい。
どうにもならない不満もアイディアさえあれば楽しく解決することができるんだ!と学びがたくさんありました。
自分の快適は家族の快適とは限らない
みなさんからの悩みとして多くでてきたのが「家族が片付けてくれない」ということ。
それに対する答えは「家族の行動と合っていないから」
自分がいいと思う感覚だけで収納を決めていませんか?と。
家族の行動をじっくり見ると、毎日の習慣が見えてくる。
そこに、片付けの動作を自然と取り入れられるように工夫をする。
なるほど!と思いました。
どうしても片付けられないものについては、いつもの動線の中に置き場を作る。
「手間がかかるからそのまま放置してしまうもの」については片付けの手間を半減する工夫をする。
ここにも多くの中村さんならではのアイディアが見られました!
それにしても本当に中村さん、アイディア豊富!!改めて人気の理由がわかりました。
そして自分の好みだけではなく「家族の行動をじっくり考えて」というところは片付け収納だけではなく、普段の行動にも通づるものがあるな〜と改めて感じました。
参加者のみなさんにもそれぞれの気づきが。
今回参加された方は、建築士などの住マイスターメンバーの他に、一般の方も。
それぞれさまざまな気づきがあったようです!
- 適正量を把握するというのは大事。早速やってみようと思います。
- 行動パターンから決まるんだ、という学びが。自分の行動パターンも見直してみようと思います。
- 今まで諦めていたけれど話を聞いてやる気がでました。
- ここがあかん!というところを知りたかったので、とてもためになりました。
次回は9月27日(水)~住まいのデザイン会議
7・8月は夏休みのためお休み。
次回は9月27日(水)開催です。
テーマは、「住まいのデザイン会議」。
「こんな商品あったらいいのに」「ここがこういう風になればもっといいのに」
そんな具体的なアイディアを出していく予定です!