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司法書士ブログ

2016.10.05

司法書士ってどんなことをする人?

司法書士ってどんなことをする人?

はじめまして。三宮で開業しております、司法書士の阿南と申します。このたびご縁があり、コラムを掲載させていただくことになりました。どうぞよろしくお願いします。

司法書士とは実はみなさんにとって身近な存在なんです!

 はじめに、皆様は「司法書士」という職業をご存知でしょうか?

行政書士等と混同されやすく、残念なことにいまいち知名度が低い職業です。簡単に業務内容をご紹介すると、「遺言」「相続」「成年後見」「不動産登記」「商業登記」等といったものがあります。  

比較的地味なイメージで、「いぶし銀」感を呈する司法書士ですが、「誰でも一生に一度は司法書士に依頼する機会がある」と言われるほど、実は身近な存在であったりもします。  

例えば、親が亡くなり、遺された財産について相続手続が必要になった。

或いは遺言を行うことで、自分の死後に、自分の望む形で財産を分けてあげたい。

そういった方々のお手伝いをするのも司法書士の仕事の一つです。  

また、判断能力や認知能力が低下した方の成年後見人として、施設入所等の身の回りの手続や、財産の適切な管理を行うことに携わる仕事もあります。  

他にも、家を売る・買う。銀行からお金を借りる。

このように、ある不動産の所有者が変わったり、抵当権がついたりすると、当該不動産の「登記事項証明書」(いわゆる「登記簿謄本」)という公的文書に現況を示す必要があります。簡単に言うと、「不動産登記」とは「登記簿謄本」に現況を示すことであり、司法書士はそのための手続を行っています。

会社設立など次のステージへと進むために。上手にご活用ください!

さらに、この「登記簿謄本」は、不動産だけでなく、「会社」についても存在します。

会社の登記簿謄本とは、会社の身分証明書のようなイメージです。

会社として成立させるところから、成立後の役員等登記事項の変更といった手続を行い、現況を示すのも司法書士業務の一つ。

これが「商業登記」と呼ばれるものです。

会社設立を登記するまでには、大まかに言って、会社の名称・目的や運営形態等の設立事項の決定、それを定めた規則である定款の作成、定款認証、資本金の払込み、といったステップを踏むこととなります。

その一つ一つに付随する処理や作業、決まり事が細かくあり、それを超えると晴れて会社成立、ということになります。

今の皆様がご興味を持たれるのは、こちらの業務かもしれませんね。

こうして考えると、司法書士はやはり地味な職業です。しかし、いろいろな方々の人生の節目や転換期・大事な場面に立ち会い、お手伝いができているのもまた事実。

仕事という場面に関して言うなら、現在は様々な価値観やモノが存在しているので、これまでは埋もれがちであった技能が生かされる場も増え、またビジネスチャンスも広がってきています。

チャンスを逃さないために。やりたいときにやりたいことを行うために。

場面によって司法書士を上手に活用することで、より便利に、快適に、効率的に、次のステージへと進むことができるのかもしれません。

この記事を書いたエリアマイスター

司法書士 阿南信也

阿南信也

関西第一司法書士事務所 司法書士

学業とは全く無縁の学生生活を送った後、 印刷会社で技術職のサラリーマンとして働く。
ある日偶然に司法書士という職業を知り、人の役に立つ実感や、喜ぶ顔をダイレクトに見られるという点に魅力を感じて一念発起。
26歳の時に司法書士試験に合格する。5年間、大阪・神戸で勤務した後、三宮で開業。
現在は、不動産登記・商業登記・成年後見業務を中心とし、新しい分野にも取り組みつつ、日々お客様の満足のため邁進している。

http://www.anami-s.jp/

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