こんにちは、キャリアコンサルタントの幟建(のぼりたて)由佳です。
2018年が始まりました。戌年は「何かを始めるのに良い年」だそうですね。
さて、今年はどんな年にしたいか?考えていらっしゃる方も多いと思います。
「新しいことを始めたい」「今年こそは働き始めたい」などなど。
一歩踏み出せないのは?
今月は“一歩踏み出すようになるには”についてお話したいと思います。
エリアマイスターの相談会には、働くことに前向きな方がたくさんいらっしゃいます。しかし、実際は、意欲はあるけれども家事育児があるので働くことを躊躇していらっしゃる。
ブランクがありすぎて、スキル的にも生活リズム的にもやっていけるのか自信がない。
他にも、今の生活スタイルを変え、子供や夫に負担をかけてまで働く意味はあるのか?を考えると “自分のわがまま”なのかもしれないという気持ちになるなど。
働きたい気持ちはあるけど、一歩踏み出せないとても多い理由です。
この答えはいつ出るのか?なかなか出ません。これまでと同じ時間の過ごし方・同じ環境・同じ人間関係の中にいるうちは非常に難しい。決断する大きなきっかけがやってくるのを待っている状態だから。
変化の前の過渡期にいるあなた
では、どうすれば良いのか。
しっかり自己分析をして「何が自分に合っているのか?」「何がしたいのか?」「どんな風に生きていきたいのか?」「自分らしさとは何か?」をしっかり考えたら「それに向かって就職活動しよう!」と一歩が踏み出せるのか?
答えはNOです!と言い切るのは、雑ですが、NOに近いです。
自己分析はキャリア形成の基本ではありますが、これを一生懸命考えても新しい視点の自分・方向転換や急発進できるほどのパワーをもった決断にはなかなかつながりません。特に今、仕事をしていない状態であれば更に。
(これまでの考えをぶった切るほどの「やりたいこと!!」が見つかった場合は別です)
どうすれば一歩踏み出せるのか?
何が必要のか?それは「行動すること」です。
思い悩む過渡期だからこそ「行動」して欲しいのです。ちいさなきっかけやチャンスを試してみて、やりながら自分はどう考えるのか?どう感じるのか?を振り返っていく。
まずは「やってみたい」「試してみたい」と思うことを体験していくことです。そして、
社会に出る、家庭と仕事の両立を実体験してみる。
考えるだけで体は止まっている状態で、新しいキャリア形成はなかなか進みません。
生活の変化と変化の間には必ず過渡期があります。働きたいけど働くことを悩んでいる時期は、まさに過渡期です。
過去の過渡期をどう過ごして今に至っていますか?
きっと考えるだけではなく行動をしていたと思います。もしくは状況が変化し、行動せざるを得ない状況だったと思います(結婚や妊娠など)
1、独身で仕事をしていた時
2、仕事をやめようか続けようか悩んだ時←過去の過渡期
3、家庭に入った時←変化期
4、もう一度働きたいと思い始めた時←今、いる過渡期
5、仕事をする時/仕事はしないと決断する時←変化期
いきなりフルタイムで!長期で!やるなら正社員でないと!と、ハードルを上げすぎず、働くことに関わる小さなきっかけからで良い。
一年は長いようで短い。年の変わり目、誕生日、新生活が始まる4月など年に何回か訪れる節目は、変化することができる絶好のチャンスです。お見逃しなく。
